中国進出の韓国企業が「夜逃げ」

16日付の韓国紙・毎日経済新聞(早版)は、中国・山東省の煙台市に進出していた韓国の繊維関連企業の韓国人管理職十数人が12日、中国人従業員約3,000人を残したまま「夜逃げ」したと報じた。2006年にも同様のケースがあり、現地の韓国人商工会は中国に進出している韓国企業の信用度がさらに低下すると懸念を示している。
この企業は収益が悪化したため、撤退準備を進めていたが、債権者や従業員らが押しかける事態になり、韓国人幹部らが「身の危険」を感じて「夜逃げ」したとの説もある。現地関係者によると、同社に納品した業者への未支払い額は約3,000万元にものぼるという。2006年末にも青島に進出していた韓国の皮革企業2社の幹部がそれぞれ300人の従業員を残したまま、突然行方をくらましたことがある。2社は中国の銀行に約1,500万ドルに達する債務があったとされ、現地での韓国企業の信用度も低下。ほかの韓国企業が中国の銀行から新規貸し出しを断られる事態にも発展した。
また2社が滞納した税金が多額に上ることも発覚し、韓国企業に対する中国地方政府と税務当局の監視体制がいっそう強まった。今回の繊維企業の場合はこの2社よりも規模が大きく、同紙は中韓両国の通商問題に発展しかねないと指摘している。(1/17時事)

さすが、中国から「もっとも嫌うべき国家」認定受けただけのことはありますな。でも、董事クラスが夜逃げしても、そういう経済事犯の場合、出国できないことがあるのですがw