「中共貿易」を知るには「鉄鋼」を知れ。

中共貿易はむしろ鉄鋼関係の業界紙を見るべきであった。「鉄鋼界」の見出しから関連記事が山のように出てきたので、その複写請求をかければよい。問題はA3でコピーされると金がかさんで困るのでA4で統一できないかということ。あと日本プラント協会も協会誌があるので、一度眺める覚悟はいる。
少なくとも、当時の対中貿易の主要品目が鉄鋼製品であった以上、そこに的を絞るのが効率的である。今まで閲覧した資料は数あれど、決定的なものがない。前に国交樹立前の鉄道車両輸出史で頭を抱えた悪夢の再来。今回はさらにたちが悪く、玉葱の皮を剥くが如し効率の悪さ。OSK満州公演を調べ上げたのが奇跡というべきか。
「塩」は問題なし、「葦」は戦末期に全額払込完了(第10期決算公告)の事実を補足すべきであったのは、時系列に数値を並べて気づいたことであった。「瓦房店」の前身は決算公告を探すのに時間を要するし、本題から逸れるので保留。どちらにしろ康徳10〜11年の政府公報が散逸しておりそれだけのために手数を踏む気はない。むしろ軸受4社の輸組加入脱退時期であろうが、片っ端から見るには時間が足りない。