「満洲国政府公報」と「一般広告」。

満洲国政府公報(日訳)」を大同〜康徳3年6月まで眺めてみた。
「政府公報」って、最初は載せるもんがないので、通常の広告まで目次にご丁寧に載せており、それが増えてくるのが康徳2年3月頃。まだこの段階では満洲電業とかその程度しか決算公告は見当たらない。「政府公報日訳」から「政府公報」に切り替わった康徳3年よりやっと「官報」の体裁を整えつつあり、商業登記が出てくるのが康徳3年6月。「満洲パルプ」の設立登記公告が出てきたが、その程度しか出てこないということは、つまり「日満観光社」*1の記録は、今のところ『満州日報』の公演公告以外に今のところ存在しないということになる。
とりあえず今日は暫停。

*1:「OSK満洲公演」の主催社。満洲研究会刊行同人誌『曠々満洲』第2号中の拙稿「少女歌劇と満洲 第1部 松竹歌劇団満洲」参照。