京滬鉄路電化完了→大量余剰のDF4。

考えようによっては、21世紀になっても上海地域が未だに非電化で残っていたのが奇跡としかいいようがないのだが、今度の電化工事でどれだけのDLが余剰になることやら。玉突きで鎮江焦化厂、上海五鋼を筆頭にDL化が予定されている専用線も多いので、当面残るのは杭州玻璃厰・蘭溪華東呂業・建徳横鋼くらいか。

27日付の中国紙・北京晨報(2面)によると、中国の北京と上海を結ぶ京滬鉄路で25日までに電化工事がほぼ完了した。7月1日から営業運転で利用される。これにより同区間の最短所要時間は、現在の12時間から10時間以下に短縮される。同鉄道の沿線には中国の人口の4分の1以上が集中。輸送密度は全国平均の4倍で、1日の運転本数は旅客と貨物を合わせて240本に上るなど限界に達しており、中国東部、特に長江デルタ地区の経済発展のネックとなっていた。このため鉄道省が昨年初め、同路線の電化を緊急決定。全面着工された同7月から1年足らずで電化を完成させた。中鉄電気化局によると、この工事の投資額は40億元以上。現行の8分に1本の運行を前提に、1453キロの沿線に変電所26カ所を建設したほか、変圧設備を6000カ所以上設置した。また、1万キロメートル近くに及ぶ通信設備や信号光ケーブルの敷設なども行われた。(5/31時事)