「あぶれる」男性、2020年には460万人に

広東省が先ごろ発表した「広東省人口発展戦略研究報告」によると、同省における男女間の人口格差は今後も拡大を続け、2020年には男性が女性を約460万人上回る見込みであることが分かった。同報告によると、1985〜2000年の出生人口における男女の差は170万人。同省西部を中心に男性が圧倒的に多い状態が続いており、今後も格差は拡大を続ける見込み。現状のペースで男性が増え続ければ、20年には0〜35歳の人口のうち男性が女性より460万人多い状態になるという。背景には産み分け技術の向上、また跡取りに男の子を欲しがる伝統などがあるとみられ、専門家は「社会の安定をゆるがす要素となりかねない」と分析している。
同報告はこのほか、同省の人口における労働年齢の割合が71.3%に達していることも指摘。年齢別の人口は理想的なバランスにあるとしながらも「14〜20年には再びベビーラッシュが訪れる」と予測、「人口増加による環境への影響などが懸念される」として、2036年時点の常住人口を9,900万人以内に抑える目標なども明らかにしている。(3/31NNA)

広西雲南のように男女比110%となったら生物的なレベルを超えているんですが(笑