農村出身の大学生の就職難...。

13日付の中国紙・経済参考報(5面)によると、鮑義志・中国全国政治協商会議(政協)委員(青海省政協副主席)は記者会見で、「農村戸籍の多くの大学生が近年就職できず、農村で社会問題化している」と指摘した。大学生の就職難は農民世帯の貧困を導く。青海省の大学、専門学校の学費、生活費など費用は年間約1万元。1世帯で子供1人を卒業させると4万元、ほかの省の大学に行くと、費用はさらに高くなる。
大学を卒業しなければ、農民の家庭は長期的な貧困に陥る一方、子供の学歴が上がるにつれ、家庭貧困がひどくなるという状況も発生している。就業できない大学卒業者が既に新たな問題となっており、鮑委員は「就職難で卒業後に農村に戻る農民の子供は経済的に自立できず、卒業しなければ結婚できない。精神的ストレスも大きい」と語った。(3/17時事)

下手に地方出身者が大学を出ても、出身省で差別されるので如何ともしがたいという話が。河南省の大学を出ても北京では就職がないとか。