億万長者、故郷の村に恩返し

中国紙・北京晨報はこのほど、中国山西省の故郷の村に「恩返しのため」に戻り、村の役人になった億万長者の董事長がいると伝えた。この男性は山西Xin*1升焦化有限公司の張高升董事長。故郷の同省河津市の樊家庄村で村党委員会主任を務める。
董事長はインタビューに対し、村のために

  1. 200万元を投じて村に中学校を建設
  2. 全村の有線テレビの無料化
  3. 村民の1回当たりの電力使用料0.3元以下
  4. 9人の村幹部の給料を自分で負担

の4つの公約を実行すると話した。樊家庄村は人口約4000人。4公約実行のために張董事長が今年負担する金額は400万元以上に達する。山西Xin升焦化有限公司は1998年創立。従業員約1000人、固定資産6億元、年間生産高4億5000万、納税額4200万元の大型郷鎮企業。張董事長は河津市政治協商会議(政協)常務委員、河津市工商聯合会副主席も務める。(3/10時事)

そういう話が美談になるくらい、内陸部の財政はボロボロということか。

*1:Xin=金3つ