労働法違反で社名公表?

今日は本社から役員が来ているので各種資料の作成に追われ、疲れた。今後細かい資料を毎月出さねばならぬのかと、鬱になりそうだ。というわけで今日も続く「中国景気の悪い話」。
つーか民工を安くこき使ってこその華南なのだが。何か皆勘違いしていないか?

広東省労働・社会保障庁がこのほど、著しい超過残業や給料未払いなど労働法に違反した企業20社の社名を公開した。全国でも初めての試みだ。
低賃金の労働集約型で「世界の工場」と呼ばれるまでに発展した広東だが、過酷な労働環境が「民工荒(出稼ぎ労働者不足)」や頻発する労働争議を招く原因となっていた。違法企業の公開で経営者の危機意識を高め、労働環境を改善し社会の安定を図る。また同時に、多国籍企業が求める企業の社会的責任(CSR)活動にも合致することから、地場の輸出加工企業の受注拡大を狙う考えだ。
今回社名が公開された20社のうち、14社が珠江デルタ地域の企業。摘発された内容を見ると、

  • 「万恒電子技術」今年3月、従業員116人に1人当たり約123時間の残業をさせた
  • 仏山市南海尚億鞋業」給料未払い480万元
  • 「珠海市拱北新時代保健按摩中心」従業員から保証金徴収、身分証を取り上げたことなどから従業員のストライキを招いた
  • 「嘉脳電子(恵州)」16歳未満の児童を多数雇用していた

などだった。23日付第一財経日報によると、これら企業のうち大部分の経営者が雲隠れしており、電話も通じない状況になっているという。
(註)労働法違反で社名公開された20社
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(09/27 NNA)