本日の査収案件1(満蒙開拓史)

昨日書いたとおり「満蒙開拓青少年義勇軍」の闇は深すぎたw 陳野守正氏の著作「教科書に書かれない戦争」シリーズのPart6がやべえ 教師が追い込みかけたこと以上に「開拓地での所業が内務班以上の闇」だったというきっつい話。「岐阜県満洲開拓史」もたいがいで、開拓団員のほとんどが山間部の郡部出身で「農村更生計画による分村移住」とか読んでいるだけで心を折られそうになる内容てんこ盛り(´Д`|||) 「満洲女子訓練所興亜凌霜女塾」とかもうあかんわこれ

救いがあるとすれば、日中貿易史の鍵を握る人物は開拓団員に含まれていなかった(第八回開拓団員松永中隊は北海道で所外訓練を行っているうちに終戦となった)ことだが、それはそれでなぜ終戦時に満洲にいたかという説明がつかない。家庭の都合で満洲に在住していたのだろうか。そうなると「日中友好公園」と「満蒙開拓青少年義勇軍」慰霊碑との関連性を見出すのが難しいのだが、おそらく年が近い元開拓団員と接する機会が多かったことと、あと岐阜県杭州市の「碑文交換」に関わったことくらいだろうか、断言できないところが心苦しい。