満蒙開拓青少年義勇軍の闇が深すぎて泣ける

こちらに先日の進撃作戦についてまとめたついでに、慰霊塔に関連して「満蒙開拓青少年義勇軍」について調べてたらこんなの (白取道博「満蒙開拓青少年義勇軍」の変容(1938〜1941年):「郷土部隊編成」導入の意義、北海道大學教育學部紀要 1990/2) が出てきて精神を削られる。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/29341/1/54_P33-96.pdf

陳野守正が「先生忘れないで!」において紹介している広島県の元教員の陳野宛書簡は示唆的である。その書簡にはこうある。すなわち「当時,貧困,学業不振,親のない子,片親の子,非行の子どもは,すべて義勇軍のターゲットにされたものです。その条件にあてはまる片親のYという子が,学校側の要講で義勇軍志願を決意しました。その晩,Yの母親が雨の中をはだしで,“どうぞかんべんしてやってください"と,ことわりに来ました。わたしはその時の雨の音と,まったく教育の力のない母親の愛情の深さを志れることができません。」と(146-147頁)。本論において示した内原訓練所入所者の家族状況を見ても,両親のいない者や母親しかいない家躍の出身者が少なからず存在した」(p.94)

長野、広島、山形、福島、静岡県教育史の黒歴史
日中貿易史どころではない闇の深さに(´Д`|||) ドヨーン 泣けそう

教科書に書かれなかった戦争Part6 「満州開拓義勇軍」の子どもたち 先生忘れないで!

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