「満蒙開拓青少年義勇軍」の暗部とは

教科書に書かれなかった戦争Part6 「満州開拓義勇軍」の子どもたち 先生忘れないで!

教科書に書かれなかった戦争Part6 「満州開拓義勇軍」の子どもたち 先生忘れないで!

「僕は八路軍の少年兵だった」で山口盈文氏が現地の内務班的な過酷な生活を指摘していたのだが、これはむしろ「満蒙開拓青少年義勇軍」だからという側面が大きかったようだ。特に、中隊長が200名以上の隊員を抱える体制だったので、各隊員を統制できなかったことは陳野守正氏の著書に明らかである。それだから敗戦時にどさくさ紛れで頃された話なども多いようで、山口盈文氏が八路軍に投降したのもさもありなんという話である。実際のところ「教科書に書かれない戦争」シリーズでは現地の政協委員になった元八路軍兵士までいるとか、このあたりを掘り下げると沼しかなくて泣けるのだが、ここ2〜3年が最後の山場であろう。