僕は八路軍の少年兵だった―中国人民解放軍での十年間 (光人社NF文庫)
- 作者: 山口盈文
- 出版社/メーカー: 光人社
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- 作者: 山岸重治
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前者の最終章「対中貿易時代」は必読である。
国交樹立前の日中貿易については「なかったこと」扱いとされているために、この手の書籍はだいたい伝聞に頼らざるを得ず、書かれていることもほとんど紋切り型でなおかつソースすら集中しているのだが*1、そういうものとは異なる当事者からの視点は重要である。特に「困るのはむしろ中国のほうであったはず」(P.241)という思い入れのない記述は、わたしの対中貿易観*2と通じるものがある。
あと後者にはなぜか著者住所の鉛筆での書き込みが*3 なにこれ(゚Д゚)