「MBO」に無慈悲な鉄槌を!

http://blog.livedoor.jp/advantagehigai/archives/65881487.html
レックスホールディングス牛角)などクソなMBOに対して闘う個人株主 山口三尊氏のサイトで、東証が「MBOにおけるガイドライン」を変更したことを紹介していた。

具体的内容としては、DCF法について、算定の前提とした財務予測の(フリーキャッシュフローなど)の具体的な数値算定の前提とした財務予測の出所、算定の前提とした財務予測が当該取引の実施を前提とするものであるか、算定の前提とした財務予測で大幅な増減益を見込んでいるときはその要因、割引率の具体的な数値、パラメーターの具体的な数値、その他の特殊な前提条件がある場合にはその内容(商事法務2006号83頁によれば、小規模リスクプレミアムや非流動性プレミアム等が考えられるとのこと。)を開示せよとのことです。

名目上は「ガイドライン」なのだが、事実上の「開示規則」と言っていい。特に「パラメーター」なんてまさにここが数値のいじりどころだから、いくらでも安値で買い叩けてきたわけで、上場時に儲けて非上場化して買い叩くという事例を東証も問題視したということ。このインパクト案外大きいと思うのだが。