組織崩壊の前兆とは。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120402/230473/
いわゆる「ダイソー」社長のネガティブ発言の元となる記事。

―― 海外展開を進めながら日本国内を見て、どう感じられますか。
矢野:日本は酷い国になったと思います。当社が年商30億円ぐらいのとき、ダイエーに場所を借りに行くときは身が引き締まったものでした。怒られるし、指導されるし、厳しく色々と教えていただいた。しかし、ダイエーの経営が2000年前後におかしくなる前後から、ダイエーの社員が「飲み食い中心」、つまりは接待中心の選択をし始めた。
船が沈み始める頃から、自分だけは生き残りたい、いい思いを少しでも味わいたい、そんなことを思うようになる。人間の心理ですね。つぶれる会社というのはまず社員の心、ソフト面からおかしくなって、それが間もなく店や商品などハードに現れるんです。ひょっとしたら日本という国の状態も、今そうなのではないでしょうか。

この発言が深いと思った。前線の士気が弛んだ瞬間、組織は一気に崩壊する。