「友好商社」に関する記事(1)

http://mimizun.com/log/2ch/employee/990433152/907

907 :名無しさん@明日があるさ:02/03/01 17:41
>>朝陽貿易

中国貿易の有力中堅商社の朝陽貿易(本社=東京都中央区日本橋、資本金6600万円、 華井満社長)に新日本製鉄日新製鋼三井物産の3社が資本参加する。出資額は1000万円ずつ、第三者割当による増資とし、払い込みは5月末の予定。 これにより朝陽の新資本金は9600万円となる。朝陽の華井社長が先ごろ、三井物産に「次期社長に適した人材」の派遣を求め、物産側がこの人材支援要請に応じるハラを固めたのを機に、鉄鋼2社と三井物産が3社同額の1000万円ずつを出資し、新日鉄、日新系商社としての位置付けを明確にした。中国貿易専門商社に鉄鋼メーカーと総合商社が直接出資する極めて特異なケース。増資後の株式保有上位は華井氏の19・4%を筆頭に日立造船14・3%、新日鉄、日新、物産各10・4%の順。三井物産が派遣する次期社長含みの人材は、50歳台 前半の部長級を充てることで現在人選中。 朝陽貿易は1968年の設立で武漢鋼鉄公司上海宝山鋼鉄向けの製鉄プラント輸出の窓口商社となるなど、実績ある名門商社。創業者の華井社長(65歳)は中国国内に広い人脈を持ち、日中国交回復後は両国産業界のパイプ役を務め、85年からは重慶市経済顧問の任にある。数年後の「ポスト華井」に備え、三井グループ入りを望んだ華井氏と、朝陽貿易を対中鉄鋼貿易の切り札として生かしたい、という物産側の思惑が一致、これを新日鉄、日新両メーカーがバックアップする形で3社の出資が決まった。朝陽の業容は年商200億円強、うち鉄鋼の比率が7割以上で鉄鋼商社としての色合いが強い。鉄鋼商権は新日鉄関係で、華潤公司ルートのコンテナー材としての耐候性熱延コイル、日新関係で、五金総公司向けステンレス鋼板、および五金向け旧普通鋼共同商談などが柱。創業以来、30年間黒字経営を続けており、過去8年間は8%の安定配当を実施している。国内に5社、中国に12社の関係会社を擁し、社員は男22人、女14人のほか、中国人ローカルスタッフ14人。営業拠点は北京、上海、重慶の3市に置かれている。

1998年5月の鉄鋼新聞って、古ぃ〜(ワラ

というくらいに、一介の企業に大手商社・製鉄メーカーが出資するというのだから、その関係たるや生半可なものではない。ちなみにこの数年後には、三井物産の子会社化している。
【補足】2014.01.21爾後更新
当該記事は「産業新聞」1998.05.06 No.14523の一面にほぼ同じ記事が出ている。同紙は鉄鋼関連業界紙なのでそれも当然か。なお、同社は三井物産の子会社を経て、現在ではその手を離れている (TDB会社要覧2013)