「自分の失政を総括」した上での批判です。

http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10775328203.html

この20年の政策の失敗は自民党にある。だから、政権交代になったのであろう。
昨日、デフレ脱却国民会議のシンポジウムに出席したが、浜田宏一先生、岩田喜久男先生からお話を聞いたが2006年以後の金融政策転換の失敗、そして、リーマンショック以後の日本だけの異常な金融政策がいかに国民を苦しめているのかを確認した。霞が関・永田町・大手町の日銀の独立性に関する誤ったコンセンサスを変えることができず、このような金融政策の誤りを変えることができなかったことは慙愧に堪えない。
しかし、この戦いは過去のものではない。日本にとって最も重要な時期の誤った金融政策の旗振り役が、菅民主党政権に復活してしまった。個人の努力ではどうしようもないようなマネタリーポリシーを20年も続けたら、国民は努力という価値観を失うことになる。高度経済成長時代の感覚でインフレリスクを口実に、あつものに懲りてなますを吹くのはもうやめよう。
このままでは「失われた20年」をさらに「失われた30年」となる。
流れを変えなければならない。
(1月21日記)中川秀直

失政の責任を敢えて認めた上で、理性的に批判を行っていく発言には救いがある。その誠実さは今の与党に果たしてあるやなしや(いや暗に「ない」と言いたいわけだが)。この後のエントリに、「国の単体決算」栄えて「地方財政」が滅ぶという凄まじい予言がされている。この政策を推し進めると、真っ先に大阪府大阪市)、神奈川県(川崎市)が爆死する。
中川秀直氏には、是非とも国の財務諸表(特会連結バージョン)の偽満じゃなかった欺瞞(逆粉飾)を国会で追及していただきたいものだが。一般人が目にできるものを「内部情報」とは言わないし、財務諸表の知識があれば簡単に分析できる代物ですので。
(補注)
WSJ「不景気に増税なんて基地外だろ」「景気の悪い面はデフレ主義者だ」と指摘している。景気の悪い面の画像を見るだけで不快になるが、とりあえず海外の評価として。