「錯乱狂気演芸会」の損益分岐点分析。

http://d.hatena.ne.jp/SY1698/20100918/損益分岐点分析編。
要はどれだけの売上で固定費をカバーできるかということ。
http://www.nippon-seinenkan.or.jp/dai-hall/charge.html
参考までに「日本青年館」(宝塚歌劇団東京特別公演など)の使用料はこちら。
公的性格を持つ施設とはいえ、意外に安い。ヅカぼろ儲けwww
http://www.honda-geki.com/gekijo.shoukai.html
こちらが本多劇場グループの劇場一覧だが、その中でも「楽園」は変わった構造をしている。平面図を見た限り、二方向から舞台を眺める形になるが、中心に柱があるので、小劇団で演じるには非常に難度が高いものとなっている。だからこそ値段も安いのだろう。*1
これを「博覧狂喜博覧会」の平均単価*2で割り戻すと、最低14人は来ないと使用料をペイできない。一般的にはこれ以下で「粗損」。粗利益を出しても、付帯費用をカバーできなければ赤字になる。出演者日当を大雑把に20,000円/人・日×4〜5名と見積もると、付帯費用は80,000〜100,000円乗っかるので、ここで30人前後積み増さないと赤字になる。
結局、毎日40〜45人はコンスタントに呼ばないと興行自体は赤字になるのだが、かなり困難な目標だ。だからこそ、15日の「演芸会」は中止にして付帯費用を消滅させたが*3、他の日程の興行が黒字を出せるかどうかもわからないのに、こんなことをやって大丈夫なのか?
追記
下記RT取り上げていただき有難うございます。同日に作成した他のエントリが破茶滅茶な内容となっているのはご勘弁ください。
http://twitter.com/Byoyuken_Neko8/status/25218118180/

*1:舞台稽古31,500円/日、公演日[平日]42,000円/日、[休日]52,500円/日

*2:日によって違うので3,000円と見做す

*3:固定費は「ああルナ」がかぶる格好になる