常識では考えられない低水準株価(9074)。

先程書いた「MVAベンチマーク手法」を応用して、4社ほど調べてみた。トヨタ自動車とか、まあなるほどねという値動き。ところが、そういうものを超越する会社があった。さすがJOT(9074)。リーマン前でのピーク時でさえ、株価が清算価値以下。今の株価は、清算価値の50%以下。そんな馬鹿な株価があるかと思ったが、総資産の半分がタンク貨車(タキ1000)とコンテナ。多額の現預金があるわけでもない。せいぜいめぼしいもんは、簿価48億の土地。
でも、今の株価水準から徐々に買い進めていったら、ある日 村上ファンド阪神電鉄の前に現れたようなことが十分に起こりうる。その場合、泡を食うのは新日石コスモ石油JR貨物。そういう場合にとりうる手段は、新日石コスモ石油JR貨物TOBして、合弁非公開会社にするしかないのではないか。悪意に株式を買い進められたら、新日石も支配力を持っていないので、アウト。
実はこのような会社は、まだ転がっているのではないかという気がしてならない。JOTの場合、B/Sの段階で半分焦土なのだが(タキ1000を600両どうせよというのか)。だからこその株価放置プレーなのかw