関西方面からの「油槽車」輸送。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000622-san-soci

産経新聞 3月17日(木)17時53分配信
経済産業省は17日、東日本大震災の被害で東北地方が深刻な燃料不足に陥っているため、西日本や北海道の製油所から現地に大量輸送すると発表した。すでに石油連盟各社に要請しており、一両日中に現地に届く見込み。計画通り実施されれば、震災前の東北地方の需要量に相当する1日当たり3・8万キロリットルを確保できるという。
西日本の11製油所で稼働率を通常の80%程度から95%以上まで高めるとともに、各社が輸出を抑制し、ガソリンや軽油、灯油などの燃料約2万キロリットルを調達。これに北海道の2製油所から1・8万キロリットルを追加し、東北各地に輸送する。各地の給油所へガソリンを運ぶタンクローリーも不足していることから、関西などから300台を投入する。
また、被災地での給油が困難なために救援物資の輸送が滞っているとの指摘に対応し、被災地で活動している約500カ所の給油所のうち約100カ所を拠点サービスステーションに指定。輸送車両や消防、警察などの緊急車両に優先して給油するよう求める。

西日本の製油所は以下の通り。

新日石)大阪、水島、麻里布、鶴崎九州石油
エクソンモービル)堺、和歌山
(昭和シェル)四日市宇部(西部石油)
(出光)愛知、徳山
(コスモ)四日市、堺、坂出
新日鉱)水島
(太陽)菊間

タンクローリーで出荷するならタンク車のほうが本来は効率的なのだが、最近は時速75km/h制限のかかるタンク車が大量に淘汰されてしまい、タキ38000以外は40t〜45t積めるが、軸重14t制限が存在する。鉄道貨物輸送を実施している製油所は、実は四日市が最西端。ただし、徳山・水島は比較的近年まで石油タンク車発送をやっていたのだから、余っているタキ43000とかタキ44000を回して、最後のお勤めやらないかw まあ、実は内航海運をバンバン出した方が早いのが実情なのだが。JR貨物は融通聞かないし。
(補遺)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000143-jij-soci
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/train/1300013180/
根岸〜(新鶴見・高崎操・南長岡・秋田・青森経由)〜盛岡タ行石油臨専貨が18日より運行開始し、19日に到着した模様。軸重制限というよりは入線実績の関係から、タキ38000×18両で運行された。荷重648t(総重量936t)。