「石油」から「味の素」。

http://www.sekiyuexpedition.com/material/food.html
これについては都市伝説化している面もあるのだが、1960年代に確かにやっていたようではある。元々の塩酸法(この場合「S酸肥液」という肥料原料ができる)よりも生産効率を上げるため、またアクリル原料であるアクリロニトリルの需要減からその転用策として、グルタミン酸曹達を作っていたそうだ。
ただし、1970年代に色々問題になったのと、オイルショック石油化学生成法がコスト面で見合わなくなったので、現在は微生物合成法で生産。「さとうきびから味の素」というのは一面では間違ってはいない。ただし、直接の原料となるのが「さとうきび」由来とはいっても


糖蜜


そもそもは家畜飼料の添加物なんですが。
石油化学の食品分野への応用だが、昭和電工が米国で必須アミノ酸絡みの巨額な補償で1990年代に苦しんだことから、そんなこと手がける馬鹿はおるまいw