「江戸の敵を長崎で討つ」。

実はこれって官僚用語なんですね。たとえばヤマト運輸の意見広告に対し、運輸省が路線免許を出さなかったとか。一昔の日本でごく当たり前のように見られた光景が、大陸でも日常茶飯事のように繰り返されております。というわけで「SK-II」問題について少しばかり拾ってみた。

【北京21日時事】中国でP&Gジャパンのグループ会社、マックスファクター製の高級化粧品「SK-II」から禁止物質が検出された問題で、上海市食品薬品監督管理局は21日、市内で販売されている「SK-II」系列の化粧品を検査したところ、これまで発表された9種類以外に、トリートメントクレンザーなど3種類からクロム、ネオジムが検出されたと発表した。新華社電が伝えた。

21日付の上海紙・東方早報(A1面)によると、中国で使用が禁止されているクロムなどの成分が中国当局の品質検査によって検出された高級化粧品「SK-II」について、販売元である米P&G系の宝潔公司は商品の払い戻しに応じている。上海市では20日、中心部のホテルに対応窓口が設けられた。一方、窓口を訪れた顧客の中には、宝潔が払い戻しに際して「簡易合意書」への署名を求めていることに反発する者もいるという。この合意書には「製品の中身に問題はないが、消費者への責任として返品処理を行う。この件は一度で完結する」と記載されており、この条文が「一方的」なのだという。返品窓口では、顧客が持参した商品がその対象かどうかを確認した上で、この合意書にサインし、振込先の銀行口座番号を登録する仕組み。実際の払い戻しは10−20日後になるという。(9/22時事)

【北京21日時事】中国の新華社通信は21日、浙江省上海市などで日本から輸入された食品から基準を超えるヒ素、鉛、カドミウムが相次いで検出されるなど「深刻な品質問題」が見つかったと報じた。輸入日本食品については、先に基準以上の添加物などの検出で20種類以上が不合格になったと発表されたばかり。新華社電によると、浙江省の検疫当局は日本の冷凍サンマから、最高で基準の22倍に上るヒ素を検出。遼寧省では調味みそのヒ素含有量が基準を上回っていた。上海市でも落花生の過酸化値が中国の基準を超え
ていたという。国家品質監督検験検疫総局はこれら食品の輸入を禁止するとともに、各地の検疫当局に日本の食品に対する検疫を強化するよう指示した。

日本の農薬検査強化による輸出高激減という現象を受けて、それなら「江戸の敵を長崎で討つ」とばかりに「日本産」を狙い打ちにしたかったみたいだが、*1実は「SK-II」はP&Gのブランドで、さらに言うと使用者の年齢層が高うわなにをするやめろ亜qwせdrfgyふじこlp;@

*1:シンガポールでは「検出されていない」と発表されている