鉄火場相場のはじまり。

【北京9日時事】中国で9日、金の先物取引が始まった。金融・資本市場整備の一環で、値動きが激しい現物相場のリスク軽減手段を生産者、投資家に提供する。世界的な相場上昇を背景に買い人気を集め、10%の値幅制限いっぱいまで急伸し、幸先の良いスタートとなった。

中国は2006年の産金量が過去最大の240トンで、世界3位の生産国。経済発展に伴う所得向上などから需要も高まっており、製造業の金消費量は世界の9.2%を占める。金先物を上場した上海先物取引所(SFE)の記念式典で中国証券監督管理委員会の尚福林主席は「(金上場は)リスク管理先物のサービス領域拡大に有利」と述べ、先物市場を一段と整備する方針を示した。

取引は同日午前9時に開始。新華社電によると、数分後にはグラム当たり230.99元(約3460円)と、SFEがあらかじめ設定した基準価格を10%上回る値幅制限いっぱいまで買われた。値幅制限は通常は5%だが、初日は10%に設定された。終値は6.34%高の223.3元。

中国の金融市場では株式関係以外には魅力的な投資先が少なかったが、新たな商品の登場で投資家の人気が高まったとみられる。証券監督管理委はまた、株価指数先物取引を上海の「中国金融先物取引所」に上場する準備をほぼ完了しており、近く取引開始日などを決定する。

恐ろしい相場が出来上がりそうですな。
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