上海−杭州リニア、やっと白紙化へ

【フランクフルト8日ロイターES=時事】9日付の独紙ウェルトは、中国政府が認可した上海と浙江省杭州を結ぶ高速リニアモーターカーの建設プロジェクトについて、計画が白紙化される可能性があると報じた。中国政府は上海−杭州間(総延長160キロ)に高速リニアモーターカー「トランスラピッド」路線を建設することを先に決定。建設は独鉄鋼大手ティッセンクルップやドイツ総合電機大手シーメンスなどによるコンソーシアム(企業連合)が担当することになっている。計画されている路線は、上海の浦東国際空港と上海中心部を結ぶ約30キロの現在の路線を延長し、上海と杭州を結ぶもの。ウェルト紙は関係者の話として、上海−杭州間のプロジェクトについて「実行できない」「不可欠とは言えない」と報じている。また一部メディアの報道を引用し、コンソーシアムとの協議は決裂寸前にあると指摘している。

5/24文匯報の文面を見ると確かにメルケル首相がリニアに乗車したことが書いてあった。現在の磁浮鉄路は、ジーメンスティッセンクルップが根幹技術を持っているので、おそらくどのような形で劣化コピーが生まれるかは知らないが。「華畜之星」*1と同様使い捨てられるというオチを期待していたら、白紙化ですか。
そもそも独逸側でさえあまりの金食い虫ぶりに「捨てる」とまで言わせしめた代物。吹いてしまったものだからどうやって収拾をつけようと頭を抱えているさまが想像できて楽しい。

*1:信号システムとの同期が取れないとのことで数年間お蔵入りになっていたが去年突如瀋陽北〜山海関間の城際特快として復活、しかし故障が発見され5/21に運休、事実上の廃車か。