高速鉄道のブレーキを開発、大連交通大

19日付大連日報によると、大連交通大学の研究グループがこのほど、高速鉄道車両用の制輪子開発に成功した。時速300km/hメートルで走行中の車両を80秒間で完全停止させることができ、高速鉄道国産化率を高めることができるとしている。中国は2002年末、独自開発車両で最高時速321km/hを実現したと発表したが、いまも商業運転には至っていない。その背景の一つとなったのがブレーキシステムの未熟さ。高速試験走行中に自国技術では制動が難しいことが判明したため、03年から国のハイテク研究発展計画(863計画)として国産ブレーキシステムの開発に取り組んでいた。大連交通大が開発した制輪子は、時速300km/hからの急ブレーキによる摩耗度が国際標準を下回っている上、コストは外国産の5分の1。高速鉄道1,000車両に採用すれば、年間5億元の節約になるとしている。(12/20NNA)

つーか問題となっているのは制輪子そのものではなく伝達システムの問題なのだが。JR貨物も110km/h運転が可能になったのはコキ101型の電磁直通ブレーキの開発あってのものであって、制輪子の開発は単なるコストダウンの領域なんじゃないかと。