中国の労働生産性、米国の4%

【北京18日時事】18日付の北京青年報によると、中国遼寧省瀋陽市でこのほど、中国と欧州諸国の経済貿易会議が開かれ、中国の製造業について、規模は既に世界4位と躍進しているものの、一人当たりの生産額で見ると、先進国との格差は極めて大きく、技術的に低位の商品に生産が集中しているとの問題点が指摘された。参加したドイツの関係者によると、中国の一人当たり年間生産額は3万8000元と、米国、日本のわずか4%、ドイツの5.5%にとどまっている。ただ、低廉な労働コストは製造業にとって依然有利な条件で、高コストの欧州諸国からの移転を促しているとの認識で一致した。中国政府研究機関の中国工程院の徐匡迪院長は講演で、中国の製造業は国内総生産(GDP)の伸びを上回る速度で成長し、国民経済の重要な構成要素と指摘。さらに「製造業の納税額は工業全体の90%、輸出額は全体の91.2%を占めている」と評価した。

それを「ソシアルダンピング」というのだが。