大規模コークス炉を本格稼働

【北京16日時事】伊藤忠商事が中国山東省済寧市に建設していた合弁コークスプラントが本格稼働に入り、16日、現地で開業式が行われた。総投資額は約301億円。全面稼働すれば年産200万トンの大規模プラントとなる。コークス炉ガスを回収して、メタノールを年20万トン生産する。伊藤忠は2004年12月、中国の大手石炭・コークス会社、ブラジルの鉱山大手リオドセ合弁会社を設立。ドイツのコークスプラントの遊休設備を解体して主要部分を海上輸送し、中国で再組み立てした。こうした手法は世界で初めて。プラントは今年半ばから試験生産を開始。一部は既に中国の国内向けに出荷している。本格稼働に伴い、日本など海外への販売活動にも着手した。合弁会社には中国側が70%、リオドセは25%、伊藤忠が5%出資した。

済寧市で石炭絡みといえば「済北鉄運」を想起するのだが。コークス輸送が増えるころにはQJは全機陥落しそうな勢いである。年末にはここも出撃対象。