「暗黒大陸」に手を伸ばす。

【北京1日時事】中国は4、5の両日、アフリカ諸国48カ国の元首・首脳らを北京に招き、「中国・アフリカ協力フォーラム」首脳会合を初開催する。新中国成立後、これだけ多くの首脳が一堂に会する外交活動は初めて。「友好・協力・発展」を前面に出したアフリカ諸国への積極外交の裏には、エネルギー資源の安定確保や、国連など国際舞台での発言権拡大、台湾との外交関係強化封じ込めなどさまざまな戦略が含まれる。外交筋は「各国首脳を北京に呼ぶことで途上国の盟主としてアフリカを取りまとめたい思惑がある」と指摘した。同フォーラムは1日に高官会合が始まり、3日の閣僚級会合やそれに続く首脳会合の準備を行った。一連の会合後、政治宣言に当たる「北京サミット宣言」と、双方の社会・経済発展協力を明記した行動計画を発表し、「中国・アフリカ関係発展史上の重要な一里塚」(許鏡湖外務省アフリカ局長)にする方針だ。最近の中国のアフリカ外交は活発だ。胡錦濤国家主席が4月に3カ国、温家宝首相は6月に7カ国を歴訪。中国はこれまでにアフリカ53カ国に経済・技術援助を実施し、31カ国で109億元(約1630億円)の債務を減免。昨年、397億ドルに達した中国・アフリカ諸国間の貿易額は、1995年以降の10年間で10倍近くに拡大し、今年は500億ドルを突破する見込みだ。
ただ、貿易相手国はアンゴラやナイジェリアなど産油国が上位を占め、エネルギー獲得の色彩が濃い。中国企業の強引な商取引がアフリカ諸国で対中感情悪化を招くとの指摘が出ているほか、アフリカ旧宗主国は中国の影響力拡大に警戒感を強めている。

「強引な商取引」って商品を掛けで払って期日どおりに払わず踏み倒すやり方?
排中運動が燎原の勢いで広まったりして。まさに黄禍。