【北京２３日ロイターＥＳ＝時事】中国の外貨準備が２０１０年までに２兆ドルの巨額に達すると見込まれる中、同国の著名エコノミストは、外貨準備管理のための新機関を創設すべきだと述べた。中国の外国為替雑誌の副主幹を務める同エコノミストは、２３日付の「人民日報」海外版で、９月末現在で９８７９億ドルに膨らんだ外貨準備に関して、同国は「革新的な調節」を行う必要があると指摘した。同エコノミストは、世界最大となった中国の外貨準備について、このまま増加すれば０８年第２四半期には１兆５０００億ドルに拡大すると予測した。同氏は、中国が実際に必要とする外貨準備高は８０００億ドルにすぎないと指摘。同国が外貨準備を積み上げてきた背景には、中国人民銀行（中央銀行）が人民元相場の上昇を抑制するために、増加する貿易黒字、海外からの直接投資、投機的対内資本投資のために流入するドルのほとんどを買い上げている事実がある。
どこでそれを吐き出すのか。そのときは人民元高、一気に製造業壊滅＋バブル崩壊で不動産市況崩壊というパターンですな。当然、それは世界に及ぶわけだが。特に日本。
