江前主席、今も序列2位か

【北京4日時事】4日付の中国共産党機関紙・人民日報は、抗日戦争勝利*160周年を記念した3日の胡錦濤国家主席の演説を1面トップで報じた中で、記念式典に出席した江沢民国家主席胡主席に次いで2番目に紹介した。江氏は昨年9月、共産党中央軍事委員会を退任、今年3月には国家中央軍事委からも退き、公式な肩書は何もなくなったが、異例の扱いとなった。3日の新華社電も同様の序
列で伝えている。江氏は、式典でも胡主席の左側に座り、胡政権への影響力を誇示。昨年9月以降、上海に滞在することが多く、訪中したシラク仏大統領ら海外の古くからの友人と会談したことが確認されたが、公の場にはほとんど現れていなかった。こうした異例の扱いは、胡主席が江氏に配慮している表れとみられる。式典には江氏のほか、李鵬・前全国人民代表大会(全人代)常務委員長や朱鎔基前首相らも出席したが、人民日報は現在の党政治局員の後に紹介した。

李鵬が生きているくらいじゃ、江沢民の影響力を殺ぐことは難しいだろう。今の胡錦濤にとっては。しかしこれじゃ傀儡政権じゃないのか。

*1:勝利したのは国民党であって、中共は勝利していない