【上海20日時事】中国の英字紙シャンハイ・デーリーは20日、中国人民銀行関係者の話として、中国当局が100億元規模の「投資家保護基金」を設立する方針だと報じた。証券会社の経営破綻で、顧客の預かり資産が返還不能になるのに備えた制度という。基金創設は、低迷する株式市場から投資家が離れるのを食い止める効果を持ち、株価下支え策の一環とみられる。この関係者はまた「人民銀が証券会社の流動性確保のため低利融資を行う」との一部報道を否定。当局が講じる措置は投資家保護であって、証券会社救済でないと強調したという。
中国の証券会社では、顧客の預かり資産と証券会社の自己売買資産とが運用管理上、厳格に区別されない傾向にある。株価低迷で証券会社は業績
を悪化させており、業界再編の可能性が取りざたされている。
再掲部分、「顧客の預かり資産と証券会社の自己売買資産とが運用管理上、厳格に区別されない傾向にある」って問題じゃないのか？これって自己売買部門で穴を開けたら、それを顧客の預り資産から流用可能ということだろう。日本でさえ数年前に禁止となったばかり。証券会社の経営破たんが間近に迫っているということだな。それも「幹部が顧客の預り資産を持って海外逃亡した」ということに原因があるのかと(邪推
