すさまじい「ロケット噴射」です。

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)はこのほど、国内各金融機関に対し、個人向け外国為替証拠金取引(FX)の全面的停止を求める通達を発令した。外為規制緩和に伴い、急膨張を続けてきた同取引が、中国全体の金融システムを脅かすリスク要因に成長したことが背景にあるようだ。13 日付京華時報が報じた。銀監会の通達によると、既に外国為替保証金取引サービスを始めていた銀行に対しては、新たな顧客登録の受け付けを停止。またサービスを提供している現在の顧客に対しては、早急な決済取引が義務付けられる。違反した銀行は、罰則を受けるとしている。銀監会によると、レバレッジ倍率を50倍まで引き上げている投資家も多いため、銀行が管理する取引残高が膨大に膨れ上がり、リスク管理能力水準を超えたのが背景とみられる。現在個人投資家の80〜 90%で損失が出ているとされ、賭博と変わらない状況になっているという。FXサービスはこれまで、国内銀行では民生銀行、中国銀行交通銀行などが扱っていた。銀監会は今月初めに民生銀のサービス「易富通」に停止勧告を出したが、その後中国全体に波及した形となった。(6/17NNA)

FXなんて、そもそも個人がやるようなものではないのだが、今の流れとしたら、人民元買いで放置しておけば鞘が抜けるのだろうが(サブプライム問題が発生するまで、ドル買いで放置しておけばよかったのと同じこと)、売り方の銀行(あるいは中国人民銀行)が支えきれなくなってパンクしたか。