「増資引受」の解説 (大井川)

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150901/CK2015090102000104.html

経営再建を目指す大井川鉄道(大鉄、島田市)は三十一日、ホテル運営会社・エクリプス日高(北海道新ひだか町)の前田忍氏(44)が社長に就任し、経営陣を入れ替えて再出発した。前田社長は島田市内での記者会見で「地元と協働関係を築き、総合交通サービス業として新たな価値を生み出したい」と語った。
筆頭株主だった名古屋鉄道は経営から退き、名鉄出身の伊藤秀生社長ら役員計三人が同日付で辞任した。名鉄保有する全株式をエクリプス日高に譲渡。エクリプス日高は大鉄の三億円の増資を引き受け、大鉄の株式約90%を所有する筆頭株主になった。
再生支援をする地域経済活性化支援機構(東京)が静岡銀行などに求めていた債務免除は、各金融機関からの同意を得て一部が免除になった。額は明らかにしなかった。

前にも書いたのだが、正確には「3億円」出資したとはいえ、資本金の増加額は1.5億円(資本金と資本準備金に振分けられる)、さらに減資公告により2.2億円→1.0億円となるので、この過程で既存株主軒並み失権するかと思ったのだが違うのか。残り一割の株主が誰なのか謎だ