「NEC」に「ルネサス」を支援する余裕はあるのかw

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120620-00000591-san-bus_all

産経新聞 6月20日(水)19時24分配信
業績が悪化している半導体大手ルネサスエレクトロニクスに対し、大株主のNEC、日立製作所三菱電機の3社と銀行団が計1000億円の資金支援を実施するで合意したことが20日、分かった。銀行団が約500億円を融資し、3社が残りを負担する枠組み。ルネサスは当面の経営危機を脱し、1000億円をリストラ費用に当てて工場統廃合や人員削減などを進める。筆頭株主のNECは自身もリストラを実施中のため、直接の融資でなく、取引の際にルネサスからの支払いを猶予する形で支援することも検討している。
資金支援をうけ、ルネサスは国内19工場を半減し、グループ従業員約4万人のうち1万人強を削減する抜本的な経営再建に踏み切る。また、不採算のシステムLSI(大規模集積回路)事業を切り離し、富士通パナソニックと事業統合する交渉を本格化させる。
支援をめぐる3社の調整は難航したが、自動車向けマイコンで世界シェア4割を握るルネサスが破綻すれば、産業界に広範囲の影響が懸念されることもあり、合意に至った。

ルネサスからの「支払猶予」でNECの資金繰り悪化とか予言w
ここを見てもらえばわかるが、主要株主のうち「退職給付信託口」などという手法を使っているのはNECだけ。従業員年金資産をルネサス株現物拠出という手法を取らざるをえないほどに資金余力がないということ。今回のケースでは債務保証も付けて、さらに「支払猶予」もすれば、NEC自身に連鎖する可能性も否定できまい。