「西武化学工業」と「西洋環境開発」


(朝日工業「有価証券報告書」2015/03 p.5)
セゾングループ解体の原因となった「西洋環境開発」は、もともと西武化学工業の不動産事業を分離して成立した会社であった。そもそも西武化学工業(朝日化学肥料/日本ニッケル)自体が西武鉄道系の中でも異質な存在で、だからこそ西武百貨店系に押し付けられた側面が強いのであろう。そして「コクド」を目指しつつ頓挫した「西洋環境開発」解体の過程で、朝日工業も切り離されて(そうでなければ株式公開などしない)今に至るわけである。というのが大雑把に読み込んだ流れ。現役時代の実地調査は数多くなされているので、それ以外の観点から資料を読み込む作業が必要となるのだが、資料調査が道半ばではある