「商売に国境なし! 」に隠れた黒歴史。

http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000010023543-00?ar=4e1f
こんな本がある。「日立造船百年史」はすでに閲覧しており新味に乏しいので拾ってみたのがこの本なのだが、「商売に国境なし」という名言を遺した松原與三松氏時代の日立造船史においても、
北朝鮮向プラント輸出は黒歴史ですかそうですかw
これに関しては丁寧に公式史から除外されているのは注目すべきである。というのも「日車の車輌史地獄変」と呼ばれる「図面集 戦後産業車両/輸出車両編」において、北朝鮮向液安タンク車の存在が触れられるのだが、これは当然のことながら鉄車工、輸組その他統計には出てこない。ここには「日立造船が元請けとなって」という記述があったのだが、日立造船百年史には日中貿易までは書けても日朝貿易は書けない。元社員の自費出版回顧録でそういうものを見たが肝心なことは書かれていないのは当然の話。むしろ日中貿易よりも日朝貿易のほうが「沼」ですな