「論叢II」の推論検証。

服部朗宏氏の「東西冷戦期に海を渡ったソ連向け輸出車両たち」(RP2002/1)を読んで気がついたことなのだが改めて書く。1946年度の中国向けは援蒋物資で相違はなかろう。なぜなら氏が傍証している蘇聯向蒸機輸出の件、その記事の著者は汽車会社勤務であるからで、やはり自分の推論に概ね間違いはないということになる。自分は「汽車会社蒸気機関車製造史」より両数(ロット数)を基に「輸出統計」と当てていく手法を取ったのだが、たぶんこれは特異な方法であり、あまり薦められるものではない。