「一人を除いて」枠は消滅するわけだな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120620-00000120-reut-bus_all
抜粋引用。

<市場との対話強化、産業界への配慮低下に懸念>
今回の2人の人事案は、4月4日付で退任した三菱商事出身の亀崎英敏氏と、商船三井フェリー出身の中村清次氏の後任。審議委員に2人のエコノミストが新たに加わることで、政策委員会メンバー9人のうち7人の出身が日銀、学者、エコノミストと、経済の現場に精通した産業界出身者が減少することで「議論の多様性が損なわれる可能性がある」(与党筋)との声が多く上がり、実際に各党内の議論の過程でも「産業界の声が届きづらくなるのではないか」との意見が何度も持ち上がった。野党内では、増資インサイダー問題への関与が相次いだ野村証券の出身者を審議委員に据えることに対する慎重論もあり、一部では木内氏を産業界出身者に差し替えるアイデアも浮上したが、大きな流れとはならなかった。
(ロイターニュース 基太村真司;編集 石田仁志)

「一人を除いて」の中原伸之氏は元東燃社長。2000年のゼロ金利解除時は徹底して「屑の代表」速水優に食い下がっていたのは有名である。さすがに今の産業界にはそれだけの骨太な人材がいないとも言えるのだが、また産業界枠の減少がますます日銀に御されやすい体質となるのではないかと危惧している。