「RTP」の有用な撮影環境。

タングステンフィルムなぞ銀塩がここまで廃れた中、今さらどこで使うのかという気もするのだが、前に1本500円で調達した残り1本を平庄装煤廠での夜間撮影で使ってみたところ、水銀灯下においての撮影は黄味を排除し蛍光灯下のような状態で撮れることが判明した。日本における使用価値はほとんどないが、中国での夜間撮影に限定すればそれなりに使えるということ。今回はF4.0 8sec(ISO64)での撮影としたが、露光不足は感じなかったものの、フィルムが若干古いもしくは光の乱反射のせいか、満足行くコマは限定される。ただし、今や銀塩フィルムも数を絞って販売しているので、過去のように期限切れ間近なフィルムを在庫処分する店が殆どなくなってしまったのは悲しむべきことだ。