減量改正に「整流子」が追い打ちをかける。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110323/190537/

JR西日本は2011年3月23日、電車の運転に不可欠な保守部品である直流モータ用ブラシの調達が難しくなったとして、列車の運行両数の削減を検討していると発表した(ニュースリリース)。直流モータ用ブラシは日立化成工業製で、素材を茨城県日立市、最終製品を福島県浪江町で製造しているもの。JR西日本の在来線電車4700両中、直流モータを使用している車両2300両に影響が出るという。ブラシは、ロータに付いている整流子に接触しながら電流を供給する部品。

関東圏〜中部圏はVVVFインバーターによる交流電動機駆動が完全に主流となったが、西日本地域ではそれは決して主流ではない。もともとJR西日本は今月に画期的な減量ダイヤ改正を実施していたのだが、更にそれを強化する形での「部品不足」。そんなに在庫持ってないのかよというツッコミはなしでw
(日経の記事にはないが)これに早速同調しているのが、近鉄という「減量ダイヤ」を志向しているところに注目。西日本地域では、これから「保守部品」不足を名目としたダイヤ減量の時代が更にやってくると予想してみる。