奇瑞が上場計画?

安徽省の民族系自動車メーカー、奇瑞汽車が香港などを視野に株式上場に向けた準備を進めている。上場する具体的な市場や時期は明らかになっていないが、省など当局も上場支援の姿勢を打ち出している。廉価車が主力の奇瑞は薄利体質が深刻化しており、上場で市場から資本を集め経営強化につなげる狙いという。3日付第一財経日報が伝えた。奇瑞関係者によると、上場準備は2005年末に始まった。3月下旬の50万台ラインオフ式典には、04年から奇瑞に上場を働きかけてきた省政府関係者のほか、銀行や証券会社の関係者も来賓として顔を並べたといい、上場主幹事の選定などが進んでいる様子がうかがえる。
奇瑞は05年、約18万9,000 台を売り上げ、中国自動車市場で6位メーカーに浮上した。だが主力のコンパクト車QQは1台当たりの利益が200〜300元と極めて低く、好調な販売実績にも関わらず純益は03年以降下落の一途。05年の純益は9,500 万元と03年の4分の1以下だった。開発・販売戦略を強化し、利益の見込める中高級車路線にシフトするためには約400億元ともされる巨額資本が必要なことから、上場計画に乗り出した。(4/4NNA)

つーかその粗利率の低さ、異常だろーがよ。販社経費を払ったら一発で赤字だろう。そりゃ減益となるのも当然。上場したってその金がどこに消えてしまうことやら。