山東省内の鉄鋼集約化(外資排除)

山東鋼鉄集団と日照鋼鉄はこのほど、合併する方向で意向書に調印した。山東鋼鉄の関係者は、資産評価などを始めるため、正式な合併はまだ先になるとしている。山東省の計画では、今年3月に済南鋼鉄と莱蕪鋼鉄を山東鋼鉄に統合した後、日照港に大型鉄鋼基地を建設するとしており、新工場の建設以外に日照鋼鉄を組み込むとしている。また11日付第一財経日報によると、日照鋼鉄が人材削減を開始したもようだ。下半期以降の業績悪化が原因とみられており、一部では9月以降、単月での赤字が4億元(約57億円)、10月には6億元近くに達しているとも報じられている。(11/13NNA)

莱蕪鋼鉄といえば、アルセロールに買収されかけたものの国務院の反対で買収ができず、逆にアルセロール自体がミタルに食われたという、いわく付きの会社。