「甘井子港務公司」にいるのは「川崎造船所製の電機」。


http://d.hatena.ne.jp/SY1698/20091221/
ここで見つけた電機の出所をずっと考えていた。
http://www.daliandaily.com.cn/gb/daliandaily/2009-06/07/content_2722128.htm
http://www.daliandaily.com.cn/gb/daliandaily/2009-06/21/content_2738938.htm
地図を調べて正式名称を調べたあとに画像検索をかけたら出てきた。これだよこれ。しかし「川崎造船所」ということは、1928年以前ということになるので、都合80年以上も使われていることになるのか。川崎重工業の社史をもう一度流し読みして確認すればいい。
(爾後更新)
川崎重工業社史(1959年)には、満鉄甘井子埠頭向けに電気機関車を納入したという記述がある。甘井子埠頭が完成したのが1930年だから、製造年は1929年〜1930年に限定される。もっともこのときは川崎車輌は分社化されている。銘板が「川崎造船所」となっているのは、川崎造船所電気部が存在したのでそこが元請けとなった関係かどうかは知らない。「川崎造船所40年史」まで遡って文書を調べてみたいところではある。
(爾後更新-2)
http://ycp.jp/nn_nainen/elsletc.html
「思い出の汽車電車―辻圭吉写真集」(ないねん出版)に画像が存在する模様。
入手すべきかどうかは別途検討。