第7次打通作戦(ソルフェリーノ)

ソルフェリーノ ソルフェリーノ
ソルフェリーノの夜明けが十字を赤く染める〜♪

というわけで「ソルフェリーノの夜明け」です。
主演の声量が均等に安定している(つーか揃い踏みだと鳥肌が立つ位)のは今のところ雪組だが、それも今回限りかと思うと目頭が熱くなる。前半終盤の旗を振る水夏希、あとは専科の両名(汝鳥伶、未沙のえる)は必見。個人的には愛原美花にもっと歌わせて欲しかったが、ダンスも他を圧倒しているから仕方ない。退団するのが早過ぎる。いくらつかこうへいが死に瀕しているとはいえ。あらゆる意味で泣ける。ロジェ以後の雪組がどうなってしまうのかと思うと。
(走り書き)
ポポリーノ役の真那春人、大抜擢やなー(何気に重要な役)。
マンドリンを弾いていたのは、あの「雪景色」の沙央くらまですか。
後半レビューの貴婦人姿と、ショー途中で脇でソロ歌っていた娘役は誰だったか(つーかこれだとどの画面を表しているかわからんではないか、表現力の弱さは失礼)。
(読むと感動をぶち壊しな実話)
このエピソードから10年後、本人は破産。
その後は各地を転々とした結果、落魄して養老院で暮らしていた時期もあったとか。もっとも、その時に話を聞いていたジャーナリストが彼と気がつき、それが第1回ノーベル平和賞の受賞につながったそうな。Wikipediaの英文版が詳しい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Dunant
日本語版は手抜きの上、誤った記述が含まれているので、自らの手で要訳する。

「彼自身は、メインバンクの破綻に伴い自分の会社も連鎖倒産。その後は共同設立者との対立により、赤十字社から追放され(叙勲も阻まれ)、欧州各地を転々とすることとなった。普仏戦争時には国際紛争調停機関の創設に向けた動きも見せており、けっしてこの活動から身を引いたわけではないが、世間から忘れ去られていたのは事実である。
1890年代より徐々に支持者を得て、また新聞記事で赤十字創設に関する記事が掲載されたことにより、ローマ法王からの叙勲を受けた。これでスポンサーも付き出して財政状況は好転、社会的に復権を果たした。」

(公演画像。期間限定注意)
http://www.smbc-card.com/mem/service/le/takarazuka/otozuki/review/index.html
よく考えてみたら、音月桂が三井住友VISAカードのイメージキャラクターを務めているから、今のうちなら画像はここ経由で見られるのだった。次回公演になると上書きされて消滅するので、見るなら今のうちだ。