「中国駐在マスゴミ」の意識。

引退後間もない旧知の国家機関幹部が「経済問題で取り調べを受けた」と聞き、驚くと同時に「やっぱり」と思ってしまった。考えてみれば中国社会で「やり手」と言われるには精力と人脈が不可欠。当局に目を付けられなければ、「甲斐性」と呼ぶべき資質を備えた人だった。
「どこそこにはオレの親友がいる。何をしても大丈夫。絶対安全だ。一緒に行こう」。元幹部が口癖のように言っていた。あちこちに「親友」がいて、自分にそれはよくしてくれる。交友関係の広さ、深さは世渡りの財産だ。そのことに感嘆してみせると喜ばれ、しなければうとんじられることも、この元幹部から学ばせてもらった。
仕事ができたが、遊びも好きだった。話題が豊富でジョークがうまい。レセプションなど集まりにも小まめに顔を出す。ハードな公的・私的生活を支えるため、朝のジョギングと昼寝を欠かさないとも言っていた。怠惰な自分にはとてもまねのできない生き方だ。
どんな行為を追及されているのか、分からない。引退後はコンサルティングみたいな仕事を予定していたらしく、人脈をもっと広げようと無理をしてたのかもしれない。しかし、厳しい競争社会に生きる中国人として「悪いこと」をしたとは全く思っていないはずだ。(11/1時事通信上海)

「取調べ」を受けるような中共の大物とつながりがあるとは、よほど大層な身分の駐在ですなぁ。まさか「言い放った」の人?*1
ある意味、マスゴミ人としての見識のほどを、非常に興味深く拝見させていただいた。

*1:「言い放った」の人はどうやらタイ駐在。それとも、全社的に「言い放った」が時事通信では、共通言語なのか?