それは「5号線」のデッドコピー。

25日付の中国紙・国際金融報(7面)によると、上海市の地下鉄規格に合わせ、上海電気集団などが開発している鉄道車両の試作車「A列車」が、このほど完成した。同済大学や申通地鉄などとの共同開発。ほとんどの知的財産権は中国が保有しており、国産化率は85%に達する。2008年に車両認証試験を受け、合格すれば受注を始めるという。国産部品を多く採用。製造、運営コストがかからないのが特徴。一方、性能面では最高時速80キロ、6両編成で最大定員2460人と、上海で運行されている独シーメンスや仏アルストムなどの地下鉄車両に引けを取らないという。中国当局は、地下鉄など都市軌道交通向け車両の国産化を産業開発目標に掲げており、4大メーカー(南車四方機車車両、長春軌道客車、南京浦鎮車両廠、株洲電力汽車)も力を入れている。(9/26時事)

バス内の「東方明珠移動電視」で見た。5号線車両のデッドコピー。あの小型車でどうやったら「6両編成2,460人」の人員を積めるのか。国鉄で使用しているYZ25B(非空調詰込硬座)でさえ座席定員118名×250%(無座含む、春節対応)で295名だというのに。「1両あたり定員410名」というあたりがあまりにもありえなさすぎ。あの細長い構体に、1人当たり80kg×410名=32.8t(除車両自重)。確実に車両が撓む(凹む、あるいは沈む)どころか、中速域(40〜50km/h)でも脱線は避けられない。