なりふりかまわぬ、撤退戦。

楽天は7日、20.3%を出資して筆頭株主となっている中国の旅行総合サイト運営会社「シートリップ・ドットコム」(本社・ケイマン諸島)の保有株すべての売却を決めたと発表した。売却の理由については、「(連結子会社の)楽天トラベルが中国で単独展開できる程度まで成長してきたため」と説明している。売却価格は未定だが、シートリップは米ナスダック市場に上場しており、6日の終値ベースで計算すると売却額は約683億円に達する。楽天は2004年に、シートリップの成長性などに注目し、楽天トラベルとの連携も視野に出資した。シートリップ株式は米国を中心とする海外市場で売り出すが、楽天の簿価は120億円程度で、売却により多額の利益計上が見込まれる。売却で得た資金は、「運転資本、借入金の返済、子会社への投融資に充当する」としている。(8/8NNA)

2004年の時点でC-Tripに目をつけた先見性は褒められよう。ただし、この時期になって株式を売り出すということは、本体がよっぽど苦しいという証左。対TBS戦に金を注ぎ過ぎ。