「半導体」の処分は既定路線ではあったが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100427-00000506-san-bus_all

三洋電機半導体とモーターの2事業の売却を検討していることが26日、分かった。パナソニックによる子会社化に伴う合理化の一環。収益の厳しい事業を再編し、パナソニックグループとしての経営体質強化を狙う。
三洋の半導体事業は赤字体質が続き、経営再建を進めていた平成19年、売却方針を決めたが、失敗した経緯がある。その後、リストラで、業績は改善傾向にあるが、パナソニックが手がける最先端のシステムLSI(高密度集積回路)とは相乗効果が見込みにくい。また、モーター事業は、携帯電話の振動用で一時は世界シェア約4割を誇ったが、製品の汎用化による価格下落で成長が期待できなくなっている。
売却を検討する2事業は、子会社の三洋半導体群馬県大泉町)と三洋精密(長野県上田市)が担当。売却による地域の雇用への影響は大きく、雇用に配慮しながら慎重に検討を進めるとみられる。

三洋電機半導体事業は、パナソニック買収前からどうやって処分するかが積年の課題ではあったが(そもそも新潟地震で甚大な被害を受けている)、今までずっと処分できずにいたのが実情。やっと動き出したか。
モーター事業の売却は意外な感じを受けるが、そもそもパナソニック自体が、モータ社を解体(事業売却)しており、もはや自前でモーター部門を持っておくメリットは乏しいと判断したのか。実際、これらの製品群も価格下落のきつい携帯電話、PC周辺機器、家電向けばかりなので。