「スケジュール管理」の必要性(1)

「行動計画」の予実管理ということで、たまには真面目なエントリ。大層な話ではないのだが、自分の「行動計画」に対し実績はどうだったかという「予実管理」というものを行うことにした。精度は高くないが(定性的なものではない)、まあ今後数ヶ月の行動計画を見るには都合が良いので。

というのは、元々、旅行をする上でどうしても必要となってくる。
列車の時間に始まり、移動時間などから逆算すると、この場所を回るには何時にホテルを出て、というように、分刻みのスケジュールになってくる。まあ、旅行は私事だからいい。
本業で仕事のスケジュールを組むようになったのは、当時シメられていた上司への対抗策であった。要は「意味のない日誌を書きたくないから、スケジュール管理に切り替える」というものであった。
元々、財務経理業務というものは、ガチガチにスケジュールが決まっているもので、そのスケジュールの中で仕事を流していれば、さほど考えずとも仕事はできる。ただ、その中の業務が面倒な(債権消し込みなどその際たるもの)だけである。
とはいえ、上司から日誌を書けと言われても、毎日の業務にそうそう変わったことなどあるはずもない。そんな業務の羅列ばかり書いても、いつかは書くことがなくなるし、そういう日誌を出して、上司の機嫌が悪ければシメられる、のでは日誌を書く気力も失せる。
そこで、上司と喧嘩して「日常の業務進捗に責任を負う代わりに、スケジュール管理を認めさせる」ということで決着がついた。なあに、こっちが逆切れしただけなのだが。
最初のスケジュール管理は、B4サイズの紙を横に広げて、縦に業務、横に日程を書いて、その進捗状況ならびに期限を管理するというもの。下手にPCいじっていると怒られるので、すべて手書き。この手法は、縦軸、横軸の入替えこそあったものの、数年間継続した。
こうした管理方法は、書いてしまえばたった数行で、簡単なことではあるが、表に起こすことで、自分の頭の中で、優先順位ならびに業務期限を一目で把握できるのである。
こういう癖を、自分の場合は20代のうちにつけておいたのだが、これができていないと、どんな仕事も通用しない。20代半ばでこれくらいは身につけておかないと、後で苦労する。