北京で「地上げ」横行

【北京13日時事】来年の五輪開催を控え、北京では再開発が過熱しているが、北京市朝陽区の再開発地区で8、9の両日未明、立ち退きを拒否する32世帯の住宅が襲撃される事件が発生した。正体不明の集団は住宅をフォークリフトやショベルカーで破壊、家財道具は屋外に投げ出され、野宿を余儀なくされている住民もいる。中国紙の京華時報新京報の報道によると、事件は8日午前2時20分と9日午前3時に発生。9日にはつるはしなどを持った男ら約100人がわずか5分間で26世帯の住宅を破壊し尽くした。この再開発地区では北京の不動産開発業者が2003年、旧住宅の撤去を開始。しかし、7世帯が立ち退きに伴う補償額が低いとして交渉が難航しており、今回の事件と関係があるとの見方が強い。開発業者や立ち退きを請け負った業者は「事件とは無関係」と主張している。新京報によれば、警察当局は住宅破壊にかかわったという黒竜江省出身の無職の男1人を拘束した。男は事前に何者かから金をもらったとされ、当局は背後関係を捜査している。

まあ、この国の場合、当たり前すぎて驚かない(w