「ただの迷信」風水の世界遺産申請

15日付の上海紙・東方早報(A6面)によると、上海市に住む男性が、自然環境を重視した中国古来の生活・思考方法である「風水」を、「中華民族文化遺産」として、世界文化遺産に登録申請しようとして、学者などに波紋を広げている。その価値を肯定する者と、「ただの迷信」と切り捨てるグループとに分かれ議論が行われているが、関係当局はかかわりを避けるかのように慎重な姿勢を崩していないという。申請を提案しているのは、上海の民間団体「上海生活美学学会」の張良仁会長。「天人合一」などの思想は民族の宝だと主張している。学者の中にも華東師範大学の張志哲教授のように「風水は捨てるべきではない。自然の生態・環境や、人と環境、家屋と環境の調和を重視したものだ」と擁護する人も出ている。一方、反対派は、復旦大学の顧暁鳴教授のように「風水には神秘主義が色濃く、人の功利心に迎合する迷信」と、その害悪を説いている。風水の名の下に下される「西向きの部屋に住むとがんになりやすい。破邪の鏡を置くべきだ」といった宣託はどういう意味があるのだと厳しく指摘しているという。(12/18時事)

そんなものを「世界遺産」に登録できるんですかユネスコ。それで国連の一機関のつもりか。まあ「漢方」を自国の世界遺産として申請しようとした韓国といい、何でこんな香ばしいネタばかりが。